まだある原付2種のメリット

原付2種クラスには、まだまだメリットがあります。二段階右折の必要がありません。つまり自動車と同様に右折専用レーンから右折できます。50ccの原付は大通りではまず直進して角で停車し、次の信号まで待たなければなりません。これはかなり時間をロスします。
そして、原付2種クラスなら、二人乗りもできます。バイクで二人乗りすることができる車種というのは、排気量が原付2種クラス以上、二人乗り用の装備がついていること、バイクの登録証の乗車定員欄に二人乗りと記載されていなければなりません。原付2種の場合は、車種の大半に二人乗り用装備があり、二人乗りをすることが可能です。
ちなみに、免許を取得後、一年未満の間は二人乗りをすることが出来ませんので注意してください。
そして、大人を乗せるのなら、普通に二人乗りをしても問題ありませんが、小さな子供を後ろに乗せる場合は、落下防止として、運転者と子供をつなぐタンデムベルトなどを使用するようにしましょう。
いろいろ便利な原付2種クラスですが、ちょっとデメリットも挙げておきましょう。まず、高速道路や自動車専用道路で走れない点。これは小型二輪クラス(126cc以上)でないと走行できません。そのため、原付2種クラスと同じ車体に150ccのタイプが用意されていたりします。
また、きつい登り坂などになると、自動車の速度についていけない場合があります。そして、中型・大型のバイクとのツーリングではパワー不足が目立つことが多くなります。こうしたデメリットは、普段の街中走行では問題にはならないはずです。